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生き残った俺たちが時間をかけて自我を確立していって、そうしてまるで介護でもするように日常であった何気ないことを眠っている仲間たちに語りかけて…。
そんなことをして日々を過ごした。
こんなことでみんなが起きることはないと、一度として思わなかったといえば嘘になるけど、それと同じくらいに"絶対に俺たちはまた全員揃うんだ"という灼熱のような希望があった。
…大丈夫だ。
絶対、みんなはまた、目覚めるはずだ。

「…おはよう。狛枝」

朝。
もう殆ど日課になっているが、食事の前に散歩がてらブレインルームに足を運んでカプセルの一つ一つに声をかける。
反応なんて期待はしていなかった。
それくらい、彼らの無反応が日常だったから。
…けど、その日は。

――ピピ。

彼のカプセル頭上から、短い電子音が鳴った。
…。
…へ?
瞬間的に無心になって、両目を見開いて電子パネルを見上げる。
俺が呆けている間にも、パネルの中ではいくつかの画面が行き来していた。
やがて、曇った声がカプセルの内側からかかる。

『…。…やあ』
「…!」

弾かれたように上げていた顔を戻してカプセルを見下ろすと、緑色した半透明のガラスの向こうでうっすらと開けられた瞳の、狛枝と目が合った。
あの掠れた鼻声のような独特の声色が、確かに耳に届いた。

『おはよう…。カムクラクン…』

ぞっとするような柔らかい笑みではあったけど…。
それでも、やっぱり、俺は彼が目覚めてくれたことに対して、歓喜しか覚えられなかった。



明暗天秤




「日向ー。さっきよー…って、うおっ!?」
「…」

書類を見ながら入室してきた左右田が、顔を上げた瞬間一歩飛び退いた。
何を見て…なんてことは今更言う必要は無いだろう。
さっき入ってきた終里も似たような反応だったからな。
もっとも、あいつの場合は速攻攻撃態勢に入ったんで流石に慌てて止めたが。
…まだ狛枝が起きてから三日くらいだが、それにしたっていい加減慣れないもんかな。
俺のいるデスクの横に寄りかかって立っているコイツはそんなにビビる対象だろうか。
…ってまあ、分からなくはないけどな。
言ってる俺が分からなくないんだから、コイツらの反応は妥当といえば妥当なのかもしれない。
明らかにドン引きしている左右田に対して、狛枝がゆったりと…残っている方の片手を上げる。

「やあ、左右田クン…。日向クンに何か用?」
「いや、何か用っつーか…」
「要件だったらまず僕が聞くよ」
「いやいや…。この距離で?」
「いいって狛枝…」

半眼でため息を吐き、一応制止の声をかけてみる。
"極めて脳死に近い植物状態"たる状態からの回復は…正直、芳しくなかった。
殆どはまだあの部屋で眠っている状態だが、狛枝と田中が順に目を覚まして現在に至る。
可能性はない訳じゃない。
いずれは、みんな目が覚める日だって来るかもしれないんだ。
まだ事象が少ないから何とも言えないが、"死んだ"時間軸が浅い方が、もしかしたら覚醒しやすいのかもしれない…と、苗木さんに打つメールに添付しようと、簡単な報告書紛いのものを今当に作っている最中だ。
まだまだ俺たちにとっては得体の知れない"未来機関"だけれど、少なくとも苗木さん達は危険を冒して俺たちを助けに来てくれた。
あの人達は信用するつもりだ。
彼との情報交換は島の通信役を担当することになった俺の、ここ最近の数少ない仕事の一つだ。
先日、物資を届けてくれるついでに、未来機関の制服であるらしい黒いスーツも人数分もらった。
寝ているみんなの分もだ。
有難いことこの上なかったが、袖を通すまでには俺たちそれぞれに時間が必要で、俺は一週間ほどたってこうして袖を通したが、今入ってきた左右田はまだ持ち服のツナギでいた。
喪服のようで嫌らしい。
その感じは俺にも分かる。
色の深みが全然違うことくらいは分かっているけど、気分的な問題だ。
それでもやっぱり、俺は俺たちの為に動いてくれた、苗木さんたちに協力したいという想いの方が強かった。
そして、そこに立っている狛枝はというと、何の抵抗も無くスーツを渡してすぐにそれに着替えた。
まるで感慨に興味がないみたいに。
たぶん、彼にとっては"服"というだけなのかもしれない。
"俺とお揃い"とも言っていたから、俺に合わせたのかもしれない。
…制止を口にした俺へ、狛枝が肩越しに振り返る。

「そう? …でも、日向クンが聞く必要も無いくらい下らないことかもしれないし。キミはキミの仕事を続けて欲しいかな」
「そこは俺が決めるから…」
「つーか何でお前目ぇ覚めるなりイキナリ日向の秘書紛いなことしてんだよ!我が物顔で!!」
「は?秘書? …何ソレ。心外だね」

左右田が指突き付けて狛枝に叫ぶが、狛枝は両腕を組んで鼻で笑うように顎を上げた。
さっきまでのとろんとした双眸が何処かへすっ飛び、氷のような獣のような、そんな目で入口に立つ左右田を射抜く。

「僕なんかに日向クンの秘書なんか、例え紛い物であろうとも務まるとでも思ってるの…?」
「お、思ってんのって…。え?」
「日向クンに謝ってよ」
「…いやいやいや。何それ。どーゆーキレ方?」
「日向クンに跪いて謝れ」
「こーまーえーだー…。いい加減にしろよな…」

コイツのやることなすことに突っ込んでたらキリがないんでできる限りスルーしようと思っていたが、やっぱ駄目だな。
パソコンに向いていた視線を一旦止めて、机に両手を着いてイスから立ち上がった。
軽く項垂れ半分に脱力してから、一度狛枝を睨んで、左右田を見る。

「悪い…。急ぎじゃないなら、後で俺からお前んトコ行くから」
「おう…。そーしてくれると助かるわ。話になんねー…」

左右田も脱力してたんでそれで納得してくれたらしく、いつもの調子で片手を上げて挨拶すると、出て行く前にちらりと狛枝を一瞥し、

「何でよりによって目ぇ覚めたのがコイツなんだよ…」

…と、しみじみ呟きながら出て行った。

 

 

 

ぱたん…とドアが閉まったと同時に、妙な緊張が途切れる。
こいつといること自体は別に構わないんだが、長時間だったりする他、もう一人でも他者がいると一気に疲れる。
二人っきりの方がよっぽどマシだった。
椅子から立ち上がったまま、俺はふぅ…と長い息を吐いた。
吐き切って、それから前屈みになっていた背を直して狛枝を見る。

「…どういうつもりだ?」
「ゴメン…。僕の存在が気に障るなら、キミの気が済むまで好きなだけ殴って欲しいな。はい、ナックル。いる?」
「部屋から出て行く気は無いって事だな?」
「…」

言うと、何処からか差し出してきた金属製のナックルをポケットにしまい、狛枝は腕組みしたままふわりと笑った。
"気に障ったら出て行く"ではなく"殴ってくれ"っていうんだから、狛枝にここから退出するという意志はないらしい。
…というかたぶん、俺から離れる気がないんだろう。
自分で言ってて気色悪いとも思うが、左右田が言ったように、目覚めてからの狛枝は秘書だかマネージャーだかを気取るくらいに俺について回っていた。
…別に、心の底から嫌って訳じゃない。
こんな奴でも、目を開けて、喋ってくれることを…また生きてくれていることを望んだ相手だ。
こうして、喋って歩いてくれて、本当に良かったと思ってる。
…ただ、やっぱり島で出会った狛枝とは微妙に違う。
あの、性根が歪で、けどはきはきとしていて卑屈なようでいて、そのくせ自信に満ちあふれて希望に憧れて…。
けど今は、夢見心地というか、言動がどこかとろんとしている不安定さがあった。
声の抑揚も少ない。
今でも朧気に記憶にあるが、船の中で会ったような、あの時の狛枝だ。
不気味な包容力がある。
それは優しいが、決して温かくはない。
ため息を吐いて、俺はどかりと椅子に座り直した。

「まったく…」
「いやだなぁ。そんなに邪険にしないでよ。邪魔はしないからさ。僕は、カムクラクンの傍にいたいだけだよ」

多少の不機嫌を表した俺の態度に、狛枝は無邪気に低声で笑った。

「カムクラじゃないって何度言えば分かるんだよ…。俺は"日向"だ!」
「ああ、うん…。そうだよね。キミは今はその名前で呼ばれたいんだっけ。大丈夫だよ。人前ではそうするから。…でもさ、本当、すっかり明るくなったよね。僕なんかと会話もしてくれるし…。素直に嬉しいよ」
「…お前、この間話した俺の話聞いてたか?」
「聞いてたよ。あれでしょ? "希望育成計画"ってやつ。…勿論、信じてるよ。じゃないと、僕の手がこうなっちゃったのも辻褄合わないからね」

自虐気味に苦笑しながら、狛枝は自らの左手を右手で抱くように見下ろした。
左手首の…。
…いや、正確には、左手首と肘の中間からブッツリと、そこにあるべき部位が無くなっている。
俺たちが目を覚ました時、自我がはっきりしてからすぐに周りのみんなを見回したが、その時既に狛枝の左手は無かった。
後で苗木さんに聞いたら、やっぱり腐ってしまって切断面も壊死が始まり、くっつけた更に一回り上を切断せざるを得なかったという話だ。

「…自慢の手だったのになぁ」
「…」

はあ…と文字にして表現してもいいくらい、露骨に狛枝がため息を吐いた。
無くなったその場所を、俺は一度見ている。
そのまま記憶の片隅を牛耳って、忘れさせてくれない。
赤いマニキュアが、あまりに印象に強すぎたから。
…。

「…お前、実の所どうなんだ?」
「ん…?」
「島での生活のこと。…覚えてるのか、いないのか」
「…さあ。どうなんだろう」

俺の問いかけに、はぐらかすというよりは思い出すような調子で、狛枝が視線を反らし窓の方へ向いた。
脳天気な空と海は、今日も穏やかだ。

「鮮明な記憶としては覚えてないけどね…。たぶん、どこかで覚えているんだと思うよ。…ほぼ初対面の君たちが、何故か堪らなく愛しいから」
「…」
「…はは。それにしても、笑っちゃうよね。僕はいつもキミの"希望"たるところを劇的に見逃すんだもの。…僕は、船で相部屋になるまで天才中の天才であり"希望的な絶望"であったキミの存在は知らなかったし、君の言うことが全部本当だと言うのなら、新たに割れ出た"真の希望"であるキミのその才能をこの目ではまだ見てないんだもの。…ま、今のキミの働きぶりと司令塔ぶりを見れば、十分なんだけどね」
「司令塔って…。俺はそんな」
「大凡のことは独りで出来ちゃうくせに、わざと役割分担させて、ミスがあればフォローして…。それって面白いの?」
「…!」
「最近は未来機関だって幼稚で手ぬるいから、先輩たちも下からじわじわ育成してあげてるんだよね。連中の手法は無駄が多すぎるよ。日向クンがトップに立っちゃった方が絶対楽なのにね。そうしたら、世界はきっとすぐにでもキミの思いのままなのに」

そっけなく言われ、内心心臓が跳ねた。
思わず眉間に皺が寄る。
…バレないと思ってた。
目が覚めてから暫くは頭がぼんやりしていたが、その後一気に、雲が晴れたみたいに思考が巡って色々なことを同時に考えれるようになった。
行動だって、終里や左右田でないと出来なさそうなことでも、何でもこなせるような気がした。
そして"集団"を形成している上で、それが良くないこともはっきり分かった。
これが狛枝のいう"カムクラ"の才能なんだろう。
その気になれば何だってできるのかもしれない。
…けど、俺は俺がその気になって何かしたい訳じゃない。
"みんなで動きたい"んだ。
そうする為の強い信念はあるけれど、これを思っていることは誰にも言い出せずにいた。
みんなの期待が一気に俺に集まるのも怖いし…何より、"俺"ではなく"カムクラ"が求められること自体が嫌だった。
今の俺は、"日向創"なんだ。
天才でも何でもない。
平凡で、でもみんなの力で何とか前に進めている、一人間。
そうでありたい。

「…」

いつの間にか、俺の方が俯いていた。
横から刺さる狛枝の視線を避けて、目の前のキーボードを無意味に見詰める。
…指が震えそうだ。
堪らずに顔を顰めた。
やがて、さっきのため息と比べると些細な吐息が聞こえた。

「…まあ、いいけどね。キミがそうしたいなら、僕はどこまでも付き合うつもりだし。…でも、キミのその、全てを蹴散らす光弾の如き、爆発的な希望をこの眼で見たかったなぁ…」
「…」
「…ねえ。日向クン…」
「…!」

思ったよりも近距離で声がして、驚いて弾かれたように顔を上げた。
机の端に寄りかかっていた狛枝が、いつの間にか身を乗り出すようにして肘から先を机上へ置き、俺と距離を詰めていた。
俺が身を引く前に、まるでナイフでそこに縫い止めるように、彼の残った右手が机の上を這うようにボード上にあった俺の左手に掛かる。
ひやりと氷でも触れたかのような温度。
触れてるのは手なのに、まるで首元に刃を当てられてるように錯覚する。
…視界に入った先のない左手首に、ふと、本当に左手無いんだな…と、馬鹿みたいな感想が脳裏を過ぎった。
俺の左手の指に触れ、くすくすと狛枝が笑う。

「キミの手は世界を牛耳れる手なのに、こんな所でボードを叩いてる…。勿体ないなぁ…」
「…」
「もしキミが死んだら…。今度はキミの手をもらおうかな」
「…。…は?」
「ね、くれるだろ? …だってさ、見てよ。使いづらいんだよ。とってもね。…そうしたら、きっとキミの輝かしい才能が少しでも僕の中に流れ込んで来るかもしれない。それって素晴らしいよね。…ねえ、そう思うだろ?」
「…っ」
「君の死んだ細胞と僕の欠けた細胞が、ぐちゃぐちゃに重なり合うんだよ」

掠れた、独特の低声が奥に来る。
…目を見ちゃ駄目だ。
反射的にぎゅっと両目を瞑った。
見たらきっと呑まれる。
そんな気がした。
…けど。

「…!?」

突然、物凄い力で顎を持ち上げられた。
一瞬何が起こったのか分からなかったが、俺の手に掛かっていた狛枝の右手が、俺の喉を鷲掴むようにして持ち上げていた。
首の芯を伸ばすような、そんな勢い。
く…っと息が詰まる…が、その事にも気付く暇がないくらい驚愕が優先される。
双眸見開いて硬直する俺へ、狛枝が内緒事を囁くように顔を寄せた。
深い灰色じみた歪んだ眼前の双眸に、間違いなく俺が写っていた。

「希望でも絶望でも、何でも良いよ…。僕を支配したからには、僕の隅々まで、遍く須く、余すことなく、絶対的に支配して欲しいんだ」
「…」
「支配して欲しいんだよ…」
「…、…っ、ぐ」

少し遅れて、流石に呼吸が止まっていることに身体が先に気付いた。
これ以上は委ねていられない。
必死に精神を奮い立たせ、狛枝の手首を払うとコイツの身体を突き飛ばした。
細い身体は、さっき俺の顎を上向かせた力を感じさせない軽さで蹌踉け、机の向こうへ押し返した。

「げほ…っ!げほっ…は…。かは…っ」

何度か咳き込み、喉に手を添えて気管の調子を取り戻す。
いつの間にか生理的な涙も目の端に溜まっていた。
それらが落ち着いてから、シャツの襟を両手で少し上に引っ張るように正して、タイも直した。
一息吐いてから、またちらりと横を見る。

「…」
「…ふふ」

さっきまで身を乗り出していた狛枝は、床に両膝着いて、机の端に伏せるようにして暢気に俺を見上げていた。
得体の知れない微睡んだ微笑とその様子が、どことなく猫を連想させた。
…どうしていいか、正直対応の仕方がまだ分からない。
悪い奴かと問われればそうじゃない。
良い奴かと問われればそれも違う。
…けど、それって珍しいことか?
人間なんて、誰もがそうじゃないか。
完璧に善人なんていないし、完璧な悪人だっていない。
恋愛とか友情とか。
コイツの中の愛情表現は、一般平均的な"良くも悪くもない普通の人間"よりもどっかちょっとだけ、根本のところからブレ幅広くて変わっているだけなんだ。
だけど…。
…。

「…狛枝」

そんな彼に、彼の望む左手を伸ばす。
高低差からいって、差し出した俺の手は自然に狛枝の頭の上に乗った。
乗せた瞬間はぴくりと一瞬瞬いたが、少しして緩い微笑に変じていった。
それこそ喉を鳴らす音でも聞こえそうな。
そのくせ、目は酷く挑戦的だった。
油断をすれば爪を立てられるだろう。
或いは、そんな生やさしいものでなく、牙で喉仏を取られるだろう。

「やっぱりお前…。暫く俺から離れるなよ…?」

額に流れる冷や汗を感じながら、低い声で忠告を囁く。
…"ちょっと変わってるだけ"。
分かってはいるけど、今はまだ、他の奴らと併合させちゃいけない気がした。
油断すれば俺たち全員…きっと俺だって、"モってイかれる"から。
嘗て悉く他者を犯した、あの女のように…。
とろんとした様子で、狛枝がくすくすと自分の腕の中で嬉しそうに笑う。

「ああ…嬉しいよ、日向クン…。僕はキミの下僕だよ、奴隷だよ…!僕はずっとキミの傍にいるよ。僕はね、"希望"であるキミから片時も離れたくないんだ。たぶん僕らってそういう運命にあるんだよ…!」
「…そうだな。そうかもしれないな」

以前俺たちを支配していた空気が、未だヴェールのように彼を纏っている。
…今度は負けられない。
俺はここでコイツを許して受け止める。
落とされるんじゃない、引っ張り上げてやるんだ。
オリジナルのカムクラができなかったことを、俺がここで、"日向"としてやり遂げる。
"希望"は"絶望"に呑まれはしないんだ…!
相手に伸ばす片手の包容を維持したまま、机の上に残った片手で静かに決意の拳を作った。

「…。狛枝」
「ん?」
「お前が目を覚ましてくれて、俺は本当に嬉しいよ」

今まで何だかんだで言えなかったその言葉を、はっきり告げる。
まるで面白いものでも見るように、無様なものでも見るように、狛枝が表情を緩めた。
見る人によっては爽やかな笑みで、見る人によってはどこまでも歪んだ笑顔で、

「は…」
「…」
「あっははははははははははは!!」

堰を切ったように嗤い出した。
見下すように嗤い出した。
光がある所には影ができる。
希望の横には絶望がある。
それが普通だ。
普通なんだ。
天秤は常に揺れ動く。
…だから、自信を持って選んで、生きなきゃならない。

宣戦布告のような高笑いを聞きながら、宥めるように諭すように、
癖の強い髪を撫でた。



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日向くんと狛枝くんでワンセット!
…っていうあの感じが好き。
明後日サンシャインのダンロパイベントに友達とデートに行ってきます!
2013.10.14





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